設備投資の形態あれこれ

今回は設備投資の形態についてあれこれと考えてみましょう。
私は、設備投資について、概ね以下のような形態に分類できるのではないかと考えています。

導入時期(事業ライフサイクル)の側面から見た分類
①初期投資・・・新たな施設・設備を導入する投資(創業投資を含む)
②更新投資・・・現在保有している資産の経年劣化等による入れ替え投資

その目的の側面から見た分類
③拡大投資・・・生産能力の拡大又は新規市場への参入など、売上の増大を目的とする投資
④改良投資・・・製品の品質を改良したり、生産コストを下げることを目的とする投資

戦略目標の観点から見た分類
⑤内部環境対策投資・・・従業員の福利厚生施設や安全管理のための投資など、内部環境を整えるための投資
⑥外部環境対策投資・・・競合他社への対抗のためや法改正への対応など、外部環境変化に対応するための投資

実際の投資活動においては、上記のうちの複数の分類が重なって投資が行われることになります。
たとえば、競合する他の医療機関が新たな設備を導入し患者が他院に流出することが予想されるため、これに対抗して当院でも新たな機器を導入するという事例の場合、外部環境対策のための初期投資であることが想定されます。また、その機器が全く新しい機器であれば拡大投資と見ることができるでしょうし、既存機器の更新(16列のCTを64列にする等)であれば改良投資とみることができるでしょう。
このように、設備投資にあたっては様々な要素が絡み合っているため、いつ、何を、どういう目的で、何のために投資するのかをはっきりと意識しておくことが重要となります。

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このページは、yoshikawaが2018年10月28日 17:19に書いたブログ記事です。

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