『「はやぶさ」が挑んだ人類初の往復の宇宙旅行、その7年間の歩み』という講演を拝聴しました。
講師は独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所の川口淳一郎教授です。
この方は「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務められたかたで、2月11日公開の映画で
渡辺謙さんが演じておられる人物のモデルのかたです。
もってまわった言い方をしたのは、講演の中で川口教授が「映画はあくまでもフィクションですから」
と言っておられたことに配慮したからです。はい、謙さんの役のかたですね素直に言うと。
で、肝心のお話の内容なのですが、「面白かった!」
聴講する前は、何となく宇宙に関する話とか、「はやぶさ」の技術とか現場のお話とかかな?
と思っていたのですが、(もちろんそんなお話もありましたが・・)それだけじゃない。
川口教授はご自分でもおっしゃってましたが、天文少年ではなく、「動くもの」とかに興味のある、
純然たるエンジニアなのですね。
ですから、お話は、イオンエンジンの話からエンジニアリングの現場、技術の継承から人材育成まで、と多岐にわたり、最後は「二番じゃダメなんですか?」じゃダメという話まで・・・
非常に興味深く、また、自分の仕事に関しても示唆に富むものでありました。
いくつか印象深い言葉があったので、忘れないうちに書き留めておこうと思っています。