なでしこジャパン、狙いどおりの2位通過おめでと~!
これで決勝トーナメントに向けて万全の準備ができることでしょう。
ところで、今日の日経新聞(電子版)で気になる記事を見つけました。
その内容を私なりに要約しますと。。。
「なでしこ、フェアプレー精神はどこへ」
①移動のために引き分けを狙うのは、よりハードな移動を強いられている男子に比べてなんとひ弱なことか!
②意図的に勝とうとしないのは明らかにフェアプレーの精神に反し、FIFAの規律違反になる可能性がある
③試合を見守った、少年少女を含む日本国民を落胆させた罪は大きい
なんと的外れな批判でしょう。
しかもこの記事を書いているのは「サッカージャーナリスト」という肩書きを名乗っている方です。
①男子の移動日程と比較することに何の意味があるのでしょうか???
②それなら、例えばホーム&アウェーの試合でアウェーチームが引き分けを狙うのはフェアでないのでしょうか?
引き分け狙いは立派な戦術であり、何ら批判されるべきことではありません。
特に、決勝トーナメントを有利に運ぶためにそのような選択ができているというのは、
ほめられこそすれ、何ら非難されるものではないでしょう。
「失うものが大きくなった」ため引き分けを狙ったことは「汚名」であるとこの記事では書いてあります。しかも「私(当のライター氏)」がそう思っただけなのに、全国民がそのように感じたようにすり変えています。
何と無責任な批判でしょう。このような態度こそフェアでないと思わないのでしょうか?
昨日の試合では、ボールを支配し攻め込むところは攻め、回すところはしっかり回すという
ゲームコントロールができていたと私は見たのですが・・・
この記事では「南アに押しこまれた」と書いてありましたが、そんな場面ありましたっけ?
③これはマスコミがよくやる手法ですが、子供を引き合いに出して自分の主張を正当化しようとするのは卑劣極まりないと思います。
当の子供たちや国民が落胆したという証拠は何もないのですから。
私はいろんな意味で見ていておもしろかったです(ゲーム自体はそりゃつまらないものでしたが・・・)。
それもまたフットボールだと思います。
実況中継の方も、「勝て~!」なんて建前を言い続けるのではなく、ちゃんと「引き分け狙いで」と言ってほしかった。
いずれにせよ、正当な批評なしに今後のサッカー界の発展は望めません。
その意味で、マスコミの果たす役割は非常に重要なはずなのですが、こんなざまでは、お先まっくらとしか・・・
あ、これは政治、経済、社会全てに当てはまることですね。
がんばれなでしこジャパン!次はブラジルだ!