GWに入りました。
商売柄、昔からGWとは無縁の生活を送っているのですが、独立してからは少し休みも取れるようになったのは嬉しい限りです。
ということで昨日はNPO法人の「春の野の花観察会」に参加してきました。
場所は阿蘇の某所です。
ほんのひと月前(3月20日)に野焼きをおこなったばかりですが、草原は緑一色に変わっていました。
今年は長い間放棄地となっていた場所を野焼きしましたので、その結果がどうなっているのかも楽しみです。
ちなみに、放棄地の現状はだいたいこんな感じです。
かん木が入り込み、イバラの茂みがあちこちにあります。こうなるととても入っていけません。
それを焼いて、かん木を取り除くと、こうなります。
上の写真と比べると、明らかに草の生え方が少ないですね。来年以降どうなるのかが楽しみです。
さて、集合したら注意事項を聞き、簡単な自己紹介をします。
あとは斜面を移動しながら野の花を見つけ、先生の説明を聞きます。
こんな感じです。
以下、目にとまったものをご紹介します。
まず、さくら草(自生)の群落がありました。
さくら草は園芸種としても人気があり町中で見る機会も多いのですが、こうして自然のなかで自生しているものも綺麗です。
次は、春を告げる花の代表格「福寿草」です。別名を「元日草」と言うそうで・・・
黒く焼けた地面からたくましく花を咲かせてくれています。
こういうのを探しながら、斜面を上り下りするわけです。。。
皆さん下を向いているのは、花を踏みつけないよう気をつけているためです。
ほかにも、こんなの見つけました。
ヒトリシズカ(まだ完全には咲いていません)
すみれの一種(阿蘇には20種類以上のすみれが自生するそうです)
以下、地味ですがおもしろいものを少々。
花は咲いていませんが、ヒメユリの若芽です。夏にはきれいな花を咲かせてくれます。
珍しいものもありました。
「ハナカズラ」。。。トリカブトの一種で、当然、毒があります。(ちなみに福寿草にも毒があるそうです)
トリカブトは山菜のニリンソウと似ているので、誤って食べてしまう事故が報告されているそうです。山菜とりの方はご注意を。
山菜と言えば、観察地にもたくさんありました。
立派なワラビですね。美味しそう。。。
むっくりと力強く生えたゼンマイです。
今日は山菜採りではなく観察会なので、採集はガマンガマン。。。
というより、この場所は私有地なので本来は勝手に採集できません。他人のものですから・・。
こんな感じで春の野を歩き回り、楽しい1日となりました。
「五月ばかりなどに山里に歩く、いとをかし」
本当は「早苗月」で6~7月なのですが、まあいいか・・・GWだし。。。