2020年2月アーカイブ

個人事業主のぼやき

私は個人事業主です。
個人事業主とは、株式会社等の法人を設立せず、自ら事業を行っている個人のことを言います。
個人事業の態様は様々で、私のように事業主(私)事業専従者(嫁さん)と数名の従業員というものもあれば、
事業主ひとりだけ、あるいは従業員数十名というのもあります。

さて、そんな個人事業主のぼやきをひとつ。
先ほど、久しぶりに銀行窓口へ振込手続をしに参りました。
振込依頼書が印刷されて送付されており、「入金確認のため、必ずこの振込用紙をお使い下さい」との注意書きが・・・
で、正直な私はその振込依頼書を窓口に持って行き、「これで振込できますか?」と尋ねました。
「大丈夫ですよ」とのお答えだったので、振込金額+手数料分の現金を渡しました。
そこから地獄が始まったのです。
個人事業主は多くの場合、「屋号」を持ってます。○○商店とか△△クリニックとか。私ももちろん持ってます。
問題は、いただいた振込依頼書の名前欄にこの「屋号」しか書いてなかったこと。
現在、銀行窓口で10万円を超える現金振込を行う場合には、
犯罪収益移転防止法の規定により本人確認が必要となってます。マネーロンダリング対策ですね。
で、「ご本人確認を」と言われたのですが、困ったことに私の口座は全て私個人名のみ、
かつ現住所(事務所所在地とは別)で作っているため、本人確認ができない状況に陥ったわけです。
それから待つこと十数分。持って行った振込依頼書に現住所と氏名を追加記入して、ようやく受け付けてもらえました。
私が開業した当時はこのような本人確認はなかったので、特に不便は感じていなかったのですが、
あらためて屋号入り口座にしとくべきか??と感じた次第でした(遅すぎ?)。
ただ、屋号入りの通帳は開業届の提出が必要らしいので、これから開業する人にとっては
開業前準備に必要な口座は個人とならざるを得ません。
開業後に改めて作り直す(あるいは口座名義を変える)のも面倒だし・・・
ということで、個人事業主は屋号入り口座を作っておくのが良いかと思われますが、
開業後でないと作れませんよ、面倒ですね、というぼやきでした。

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